実るほど頭を垂れる稲穂かな

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稲刈りの水分量と籾摺りが一番気になる2019年

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稲刈りは水分量が大事だよ

2019年令和元年としてはじめての稲刈りが始まりました。台風15号が通過して千葉県などでは、鉄塔が倒れて大規模停電が発生するのなど、甚大な被害をもたらした台風が通過した後の稲刈りです。

台風15号の関東への影響は風がえげつなかったですね。最大瞬間風速58.1mともう立っていられないぐらいの強さで波の高さは15mにも及ぶようです。

こんな強風が吹き荒れた台風15号の影響をもろに受けたあとの稲刈りなので稲が倒れてるよね、しかもうちの稲は早稲(わせ)だから。とこちらが稲刈りまえのうちのコシヒカリの状態です。

完全になぎ倒されていました。台風15号が通過してから1週間程度立ちましたが土もところどころ湿っていて、コンバイが旋回するとぐちゃぐちゃです。

稲刈り前におじいさんがコンバインをメンテナンスして頂いていましたが開始50mでコンバインからうまく排出できずストップ

振動輪ブーリのベルトが断線していて、コメとワラ部分を分別するための古いにかける機械が正常に動作せずに、コンバイン内部で滞留していました。

ベルトは「特A34H」という型番でした。いつも良くしてもらっている農機具屋さんへ、切れたベルトを持って行きましたがこのベルトが付いている箇所が奥の方なので、エンジニアの方に来ていただいて交換してもらいました。

これでスムーズに稲刈りが開始できます。稲刈りを終えた後は乾燥機にコンバインから軽自動車の荷台に載せたグレンタンクに乗せて、観測機まで運び乾燥をかけます。

乾燥の時間を考えるのであれば、稲刈りは10時やお昼ごろ開始するのがベストです。それは、朝の稲には朝露が付いているので水分が吸収されてそのまま稲刈りを進めると、稲の水分量がとても高くなります。10時過ぎごろになれば、太陽の暑さで朝露も乾燥しているので、乾燥機に入れる時間が短くなります。

ウチでは、昔から気が短いので朝早くから稲刈りを初めてしまいます。そのため乾燥時間は半日以上かかることがしばしば、ただ猛暑など朝から気温が高いときには数時間で乾燥が終わり次の工程に入ります。令和元年の今年は台風15号の影響でものすごく水分を含んでいるのでとても乾燥時間がかかるんだろうと、容易に想像できます。

こちらが今回投入したお米の水分量です。画像は乾燥機に表示されたままの数値です。

水分量は21%

乾燥までに13時間。終了時刻は深夜1時。

今日の作業は終了です。籾摺りは明日へ持ち越しです。しかしウチの先祖は気が短いので作業はこれで終了しません。軽トラックに乗っているグレンタンクとコンバインのタンクに詰めるだけ詰められるように稲を刈り取ります。

実はこのタンクに貯蔵しておくことは本来NGです。乾燥機へ投入できるまで13時間。一晩タンクの中に放置するとここで隣り合わせになっているお米の水分や熱から水分量が上がってしまうのです。要するに刈り取ったお米はすぐに乾燥機に入れて、循環乾燥、もしくは乾燥を開始することがお米にとってとても大事なことなのです。ここでも先祖からのルールがウチには存在するので若い衆が助言しても聞き耳を持ちません。よって翌日になって乾燥機に入れる時には刈り取ったときの水分量よりも数%高い数値になってしまいます。

兼業農家の私は週末の土日などでしか稲刈りができないので雨などの天候に大きく左右されてしまいます。効率よく「稲刈り」「乾燥」「籾摺り」の3つの工程を進めなければいけません。今年も3連休を稲刈りの時間として割り当てていますが、翌週への持ち越しになってしまいそうです。乾燥機に入れっぱなしで翌週を迎えることなんて出来ないのでしっかりと計画を立てて稲刈りをすすめます。

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